投稿者名:dandadandesign

公開後、私が“デザイナーとして”見ている3つのポイント
勝手にダン通信

公開後、私が“デザイナーとして”見ている3つのポイント

サイトやLPを公開したあと、「さて、ここからどう改善しようか」と考える時間が、私は結構好きです。 なぜなら、公開後に見えるのは “想定”ではなく“事実” だから。 デザインしているときは、「きっとここは見られるはず」「この流れなら伝わるだろう」と考えながら作ります。 でも、ユーザーの行動は、こちらの期待通りに動いてくれるとは限りません。 今回は、私がヒートマップなどを見ながら、 デザイナーとして何を基準に判断しているのか その視点を整理してみたいと思います。 1.「正解だったか」ではなく「ズレていないか」を見る 公開後、最初に見るのは「このデザインは正解か?」ではありません。 見るのは、 “自分の想定と、ユーザーの行動がズレていないか”。 例えば、一番読んでほしいコピーがほとんど見られていない。逆に、補足的に入れた写真に視線が集中している。 こういう結果が出たとき、「失敗した」とは思いません。   「あ、ズレてたな」ただそれだけです。   ズレが分かれば、直しようがあります。でも、ズレに気づけなければ、改善はできません。 このズレに気づき、改善することがユーザーにとって価値のあるサイトになります。 2. 「見られていない理由」をデザインで考える ヒートマップを見て「ここ、全然見られてないな」という場所があったとき。 私は、「内容が悪いのかな?」より先にデザイン側の原因を疑います。 ・文字が多すぎないか・視線がそこまで流れていない構成になっていないか・前後の情報量が重すぎないか   多くの場合、“読まれない理由”は文章そのものではなく、読ませる準備ができていないデザインにあります。 文章を直す前に、配置や余白、情報の順番を疑う。 これは制作側として、かなり意識しているポイントです。 3. 「足す」より「削る」判断をする 改善というと、「何かを足す」イメージを持たれがちですが、 実際には削った方が良くなるケースも多いです。 ・写真が多すぎて、何を見ればいいか分からない・情報を詰め込みすぎて、視線が散っている・親切のつもりで入れた説明が、逆に邪魔をしている ヒートマップを見ると、「ここ、ほとんど見られていないな」という要素がはっきり分かります。   そのとき、 思い切って削る。もしくは、役割を変える。 デザインは、 伝えたいことを増やす作業ではなく、伝わる形に整える作業

公開して終わりじゃない。サイト運用で大切にしたい3つのこと
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公開して終わりじゃない。サイト運用で大切にしたい3つのこと

👩‍💻「LPは作ったけど、思ったより反応が出ていない」「問い合わせが増えなくて、正直どう改善したらいいのかわからない」 そんな相談をよくいただきます。 そもそも、なぜLP(ランディングページ)を作るのでしょうか? 「売上を伸ばしたいから」「見込み客を増やしたいから」「サービスの魅力をきちんと伝えたいから」「自社の強みを整理して、一言で伝えられる場所がほしいから」「SNSだけの発信に限界を感じているから」   理由はさまざまですが、共通しているのは “達成したい目的があるから”  LPはただのデザインではなく、あなたの想いや強みを届け、行動につなげるためのツール。 つまり、LPは目的達成のための“戦略の中心”になる存在です。 どれだけ美しいLPを作っても、「公開して放置してしまう」という状態では、成果は生まれません。 LPは完成した瞬間がスタート地点。 LPはただのデザインではなく、あなたの想いや強みを届け、行動につなげるためのツール。 つまり、LPは目的達成のための“戦略の中心”になる存在です。 どれだけ美しいLPを作っても、「公開して放置してしまう」という状態では、成果は生まれません。 運用と改善を積み重ねることで、反応が取れる“資産”に育っていきます。 今回は、公開後に必ず意識してほしい3つのポイントをご紹介します。 1. データを見る習慣をつくる LPは「なんとなく良さそう」では成果は出ません。大切なのは、ユーザーの動き=データを見ること。 ヒートマップ解析を使うと、   ・どのセクションが一番読まれているか ・どこで離脱しているか ・どのボタンが押されていないのか、、、など 表面では見えないリアルな行動が見えてきます。 データに基づき ・ボタンの色や文章を変える ・ファーストビューを改善する ・見られているセクションを上にあげる こういった小さな改善でも、CVR(成約率)が数倍に変わることも実際によくあります。 数字を見て改善する。このサイクルを回すことで、LPは確実に強くなっていきます。 2. コンテンツを“更新して育てる” LPやサイトは、更新されているかどうかで印象が大きく変わります。 ・ブログやお知らせの更新 ・実績追加 ・お客様の声や写真の追加 ・よくある質問の改善 こうした積み重ねは、 ・信頼性アップ ・SEO上位表示 ・SNSとの連動で集客導

「親切・丁寧・即レス対応」の裏にある考え方
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「親切・丁寧・即レス対応」の裏にある考え方

👩‍💻「対応が丁寧ですね」「すごく返信が早くて安心しました」 ありがたいことに、クライアントさんからよくいただく言葉です。   実はこのスタンスには、ちゃんとした理由があります。デザインの仕事は、完成形が見えるまで正解が分からないことも多く、依頼者さんにとっては、常に少しの不安や緊張がつきまとうものだと思っています。   だからこそ私は、ただ制作を進めるだけではなく、 “安心して話せる関係づくり” をとても大切にしています。 1. “安心して話せる空気”を作りたい デザインは、数字やデータだけでは説明できない感覚的な部分が多くあります。「なんとなく違う気がする」「もう少し柔らかい雰囲気がいい」そんなふわっとした意見や、言葉にしにくいニュアンスこそ大切だと感じています。   でも実際には、 「こんな小さなことで修正してもらっていいのかな?」「忙しいのに申し訳ない…」 そう思って遠慮してしまう方も少なくありません。 私は、そういう遠慮が積み重なってしまうと、本当はもっと良くできるデザインが完成しないまま終わってしまうことがあると考えています。 だからこそ、本音を出してもらうための空気づくりは、デザインと同じくらい大事な仕事です。 どんな些細なことでも気軽に言っていただける環境を作りたい。 本音を出してもらうための空気づくりは、デザインと同じくらい大事な仕事です。 2. 返信の早さ=信頼の積み重ね 仕事をお願いして、質問を送ったのに数日返事がない。その時間って、思っている以上に不安ですよね。 「今どうなっているんだろう?」「忘れられていないかな?」 依頼者さんの立場に立つと、情報がない時間ほどストレスなものはありません。   だから私は、すぐに解決できない内容でも、 「確認中です」「明日〇時にご連絡します」 と必ず一言送るようにしています。 数秒でできる連絡ですが、その小さな積み重ねが 信頼や安心につながる と信じています。 ただ返信が早いのではなく、気持ちを汲み取りながらレスポンスすることを意識しています。 3. “丁寧”はスピードと両立できる 「早く対応すると雑にならない?」と言われることもあります。ですが私は、スピードと丁寧さは相反するものではないと思っています。 どんな小さな質問にも、 「なぜそのデザインなのか」「どうしてその提案なのか」 理由までしっかりお伝え

“いいデザイン”って何?|見た目だけじゃない“成果を出すデザイン”の話
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“いいデザイン”って何?|見た目だけじゃない“成果を出すデザイン”の話

「このデザインなんか好き!」「おしゃれ〜!」そう感じることってありますよね。でも、デザイナーとしてよく言われる質問がひとつあります。 「結局、“いいデザイン”って何?」 結論から言うと、 私が考える“いいデザイン”=目的をきちんと達成するデザイン。 美しい見た目は大事。でも、それは入口でしかありません。今日は、実務で感じている「成果を出すデザイン」の考え方を、やさしくまとめてみました。 🎨 1. 見た目の美しさは“入口”にすぎない 今回、資料請求ボタンの見え方を比較するために、ボタンだけを変えた2種類のバナーを制作してみました。   A:背景と同系色のボタン(控えめ) B:オレンジのボタン(強調)   写真・レイアウト・色・テキストなど、ボタン以外は完全に同じ条件にしています。 まず、Aのバナーは背景と同じ緑系の色を使ったことで、全体としての調和は取れているものの… ・ボタンが背景に溶ける ・視線がメイン写真で止まりやすい ・行動ボタンに“気づくまで”に時間がかかる といった特徴があり、控えめな印象になります。 では、こちらはどうでしょう。 これまで使っていないオレンジをアクセントとして使用。 ・画面全体の中で一番強く視界に入る ・メインの行動(資料請求)がひと目で分かる ・「今すぐ資料請求」の意図がより明確に伝わる という効果が生まれています。 👀 2. ユーザーの「視線」を読む|ヒートマップの活用 デザインは「こう見えるはず」という感覚だけで作るものではありません。そこで役立つのが ヒートマップ。 ▲ ユーザーがどこを見て、どこで離脱しているかが色で分かる(赤がよく見られている) ▲ ユーザーがどこをクリックしたか分かる(赤がよくクリックされている) ・見せたい要素が読まれていない ・ 途中でスクロールをやめている ・ ボタンまで到達していない こういった“実態”を把握できます。 デザインは感覚ではなく、データを分析し、それを基に改善することで「伝わるデザイン」になるんです。 🧭 3. “見た目+体験”で考える|視線の流れでデザインは変わる デザインは「きれいに見せること」だけではありません。サイトに訪れたユーザーがページを見たとき、どんな順番で情報を読むかを考えることがとても重要です。 そこでポイントになるのが、 Z型・F型と呼ばれる“視線の流れ”のパターン

デザイナーがランディングぺージの納品までの全工程を実例つきで公開します!
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ウェブサイト制作ってブラックボックス?制作の“納品までの全工程”を実例つきで公開します!

LP(ランディング)を注文したいけれど、 「どんな流れで進むの?」「修正ってどんなふうに伝えればいいの?」「デザイナーさんって、どうやって意図を組み取ってくれるの?」 そんな不安を持つ方も少なくありません。 今回は、実際にご依頼いただいた漢字カードゲーム『つな漢字』LP制作 の事例をもとに、 ご依頼 → デザイン提出 → 修正 → 納品までの工程を “全部公開” します! 「デザインってブラックボックスだな…」と思っている方が、少しでも安心できる内容になっています。 【ご依頼内容】 ■案件:漢字カードゲーム「つな漢字」LPデザイン■形式:デザインのみ(コーディングなし)■構成:縦長1ページ(PC・SP対応のデザイン) ▼ゲーム概要(クライアント提供情報より) ・小学校1〜3年生で習う100種類の漢字を使用 ・「音読み・訓読みしりとり」「熟語」をつなげて遊ぶカードゲーム ・辞書付きで、遊びながら“読み”や“熟語”が自然に身につく教材 ・「学習の導入」「苦手克服」を想定して制作 ▼ターゲット ・小学校1〜3年生のお子さまを持つ親御様 ・「遊びながら学べる教材」を求める家庭 ▼クライアント様のご希望 とにかくわかりやすいLPにしてほしい! 【初回ご提案】 ここでは、実際にクライアント様へ提出した「提案内容」を要点をまとめて紹介します。 ファーストビュー(FV) LPで最も重要なのは、ページを開いた瞬間に 「誰向けの商品なのか」「どんな価値があるのか」 が一目で伝わること。 そこで、FVでは ・キャッチコピー:「つないで目指せ!漢字マスター」 ・元気に叫ぶ子どものメインビジュアル を組み合わせ、「遊びながら学ぶ」という世界観がひと目で分かる構成 にしています。 そしてデザインの方向性は、パッケージの雰囲気に合わせた 明朝体+太めゴシック の組み合わせ。こうすることで、 ・タイトルはパッケージに寄せた“明朝体寄り” ・文章は親しみやすい太めの“ゴシック体”→ 子ども向け教材らしさ&価格帯に合う印象に調整 下層デザイン ①「学習の背景」を丁寧に整理 親御様が抱えがちな「漢字は大事だと分かっているけど、どう教えたら…?」という悩みに自然と共感が生まれるよう、導入部分の文章を再構成。 この流れから「だから、このゲームが役に立つんです」という訴求につながるよう設計しています。 ②ル

株式会社JPjoy様のカードゲーム「つな漢字」のLP(ランディングページ)制作
LP(ランディングページ)

JPjoy様

“わかりやすさ”を追求した、学習導入LPデザイン制作 株式会社JPjoy 様 ▼ご依頼内容 小学生低学年向け漢字カードゲーム「つな漢字」のLPデザイン制作。スマートフォン用・PC用のレスポンシブ対応のデザインをご依頼いただきました。 「つな漢字」は、音読み・訓読みしりとりや熟語づくりを通して、遊びながら漢字に親しめるカードゲームです。対象となるのは主に小学1〜3年生。付属の簡易漢字辞書を見ながら遊ぶことで、自然と読みや意味を学べる構成になっています。 ▼ご要望 ・とにかく分かりやすいLPにしてほしい・ターゲットは小学校低学年のお子様を持つ親御さん・“本格的な漢字学習”というより“漢字への入り口づくり”として、親子で安心して取り組める印象にしたい ▼制作POINT 「つな漢字」は、“遊びながら学べる”をテーマに、親子で笑顔になれる学習導入LPとして制作しました。構成全体はJPjoy様の方向性に沿いつつ、「とにかくわかりやすいLP」というご要望に応えるため、以下の3点を特に意識しています。   ① 一目で「楽しさと学び」が伝わるファーストビュー キャッチコピー「つないで目指せ!漢字マスター」と元気に叫ぶ子どものビジュアルを組み合わせ、対象年齢層と「学び×遊び」の世界観を直感的に表現しました。   ② 親御さんの共感を引き出すストーリー構成 「漢字学習に悩む親御さんの共感」→「つな漢字での解決」へ自然につながる流れを設計。背景・課題・解決策の順に配置し、読むだけで納得感を持てる構成にしました。   ③ “見てわかる”ルール説明 小さなお子様でも理解できるよう、3ステップ構成+イラスト中心の説明に。付属の簡易漢字辞書を使って遊ぶ様子も取り入れ、「教育的価値×楽しさ」の両立を目指しました。 口コミセクションでは「お客様の声」ではなく、「つな漢字で変わった!リアルな体験談」として掲載。手書き風フォントや吹き出しを使うことで、より親近感と信頼感を感じられるデザインにしています。   このように、視覚的にも情報的にも「親御さんとお子様が安心して遊びたくなるLP」を意識し、“学びの第一歩”を後押しするデザインに仕上げました。 ▼お客様の声 本案件は、ランサーズのコンペにて「デザインに最も熱量を感じた」との評価をいただき採用されました。  納品後も、「返信や修正対応がとても早く、コミ

余白はさぼりじゃない。デザインにおける「呼吸」のつくり方。デザインを作ろ時に「余白」を作る理由。
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余白はサボりじゃない!デザインにおける「呼吸」のつくり方

「スカスカ=手抜き」じゃない? 👩‍💻ダンさん、このデザイン、ちょっとスカスカじゃないですか?もっと文字とか写真を詰めたほうが、情報量が伝わる気がします! 🧑‍🎨ふふ、それね、実は一番よくある“誤解”なんだ。余白ってね、“何もないスペース”じゃなくて、“呼吸をするための空間”なんだよ。 「呼吸」がないデザインは、見る人が疲れる 🧑‍🎨「せっかく作ったのに、なんだか見づらい…」そんな経験、ありませんか?実はその原因、“間のなさ”かもしれません。 たとえば、自己紹介をするとき。生い立ちやエピソードを全部話したくなるけど、情報を詰め込みすぎると、結局“何も伝わらない”ことがあるんです。 👩‍💻たしかに…! でも、削るのって勇気いりますね。 🧑‍🎨うん。だから大事なのは、   「何を言うか」だけじゃなくて、「何を言わないか」を選ぶこと。   それが“余白のデザイン”なんです。 ちょっと見てみましょう。 じゃあ、こちらはどうでしょう。 🧑‍🎨同じ内容でも、伝えたいことを整理して、まわりに“呼吸”を作るとこんなに変わります。「今、WEBデザイナーとして活動している」——その一番伝えたい部分が、自然と目に入るでしょ? 👩‍💻ほんとだ…!余白があるだけで、“伝わる空気”が全然違いますね。 🧑‍🎨でしょ?実はそれこそが、デザインにおける「引き算の美学」なんだ。 「引き算の美学」が生む上品さ 🧑‍🎨つい「もっと入れたい!」って思う気持ちは、誰にでもある。でも、何を見せないかを決めるのが本当のデザインなんだ。   余白って、言い換えれば“沈黙の上品さ”。 「ここに何も置かない」と決めることで、逆に大事な要素がぐっと際立つんだよ。 たとえば高級ブランドのサイトを思い出してごらん?ロゴと一言のコピーだけで、すごく品があるよね。あれは“余白の力”そのものなんだ。 👩‍💻たしかに、シンプルなのに印象に残るデザインってそういうの多いですね。 実際のバナーで見てみよう 🧑‍🎨じゃあ、実際に“余白”の使い方を見てみよう。 このバナー、一見「余白が多くてちょっと寂しい」と感じるかもしれない。でも実は、その“余白”こそが主役の写真を引き立てているんだ。 試しに余白を少し詰めてみると、 全体が一気に息苦しくなって、主役のスニーカーが一気に目立たなくなってしまったの。 そこで、「あ、やっぱり余白って必要なん

フォント選びで印象は9割変わる? フォントがつくる“印象のちがい”
勝手にダン通信

フォント選びで印象は9割変わる?フォントがつくる“印象のちがい”

「このデザイン、なんか固い気がする…」そんなとき、実は“フォント”が原因だったりします。 今日は、フォントがつくる印象のちがいについて、会話形式でお届けします🗣️ 👩‍💻ねぇダンさん、デザインって「フォント選び」がそんなに大事なんですか?正直、文字なんて読めればいい気がするんですけど…。 🧑‍🎨あぁ、それ、よく言われるんだけどね。実は“フォントのトーン”って、見た人の印象を大きく左右するんだ。たとえば同じ「ありがとう」でも、手書き風のフォントだと温かく、ゴシック体だとビジネスっぽく、明朝体なら上品で落ち着いた印象になる。 👩‍💻へぇ〜!確かにフォントを変えるだけで、雰囲気が全然違いますね。 🧑‍🎨そうそう。デザインって“言葉の服を選ぶ”ようなもの。伝えたいメッセージの「性格」に合わせてフォントを選ぶのがポイントなんだ。 ここで、2つのバナーを紹介するね! 👩‍💻お、実例きた!😳 🧑‍🎨1つは「女性の働き方を考えよう」っていうバナー。上品さを出したかったから、明朝体を使って余白もたっぷり。静かに語りかけるような雰囲気にしたんだ。 🧑‍🎨 もう1つは「ご入学・ご進学おめでとうフェア」。こっちは手描き風のフォントで、かわいらしいイラストを使用したデザイン。見た瞬間、「おめでとう!」って子供に向けた、そんな温かさを出したかった。 👩‍💻なるほど〜!どっちも“言葉の性格”にフォントが合ってるんですね。 🧑‍🎨そうそう。フォントは文字じゃなくて、“感情のトーン”を伝えるもの。どんな気持ちで届けたいかを意識するだけで、デザインがぐっと伝わりやすくなるんだよ。 👩‍💻なるほど…! でもフォントって種類が多すぎて、結局どう選べばいいかわからなくなっちゃいそう。 🧑‍🎨迷ったときは「目的」と「相性」を軸に考えるといいよ。 1️⃣ 目的:何を伝えたいか(親しみ?信頼?高級感?)2️⃣ 相性:他の要素(写真・色・余白)とのバランス   あと、1つのデザインでフォントは基本2種類までがベスト。タイトル用と本文用、これだけで十分まとまる。多くの人がやりがちな“フォント祭り”は、読みづらくて伝わりにくくなっちゃうから注意だね。 👩‍💻たしかに…いろんなフォントを混ぜると、ちょっと落ち着かない感じしますもんね。 🧑‍🎨そう。デザインの印象は“フォントの静けさ”で決まることもある。派手さよりも、「

配色の話|“なんかいい”の正体は、やっぱり色だった!
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配色の話|“なんかいい”の正体は、やっぱり色だった!

「なんかこのサイト、落ち着くなぁ」「この広告、なんか元気出る!」そんなふうに“なんとなく感じる印象”、実はすべて 「色の力」 が関係しています。今日は、デザイナーが日常的に使っている“配色の考え方と心理的な効果”を、やさしく解説していきます🌈 🎯 「好きな色=正解」じゃないんです 私も昔は、自分の“好きな色”でまとめちゃうことが多かったんですが、今は「誰に」「どんな気持ちになってほしいか」から考えるようにしています。 たとえば、 美容サロンなら「安心」「やわらかさ」 フィットネス系なら「前向き」「エネルギー」 士業やコンサル系なら「信頼」「誠実さ」 “誰に届けるか”で、正解の色は変わるんですよね。だから、色選びは「伝えたい気持ち」から逆算して考えるようにしています。 企業サイトや医療系でよく使われる青。使うたびに思うのは、「やっぱり安心感が出るなぁ」ということ。ただ、入れすぎると少し冷たい印象にもなるので、白やグレーで“呼吸”をつくるように意識しています。 「キャンペーン」や「今すぐ!」にぴったりな色。元気が出る反面、強く出すと少し焦る印象になるので、私は“ここぞ”という場面だけに使うようにしています。 見るだけで気分が上がる色。子ども向けやカジュアル系のデザインに入れると、一気に親しみやすくなります。ただ、背景や文字に使うと読みにくくなるので、「ちょっとだけ」がコツです。 「リラックスして見てほしいな」という時に選ぶ色。自然・健康・やさしさを感じる色なので、淡いトーンを使うことが多いです。ただ、くすみすぎると印象がぼやけるので、明るさでバランスを取っています。 黒・白・グレーの組み合わせは、世界観を引き締めたいときの定番。余白とコントラストで“品のある静けさ”を出せるところが好きです。ただ、冷たくなりすぎないように、ベージュやゴールドをほんの少し混ぜるようにしています。 🎨 業界カラーも大きなヒント もうひとつ意識しているのが「業界カラー」。たとえば、医療なら“青”や“白”、美容なら“ピンク”や“ベージュ”、環境・自然系なら“緑”など、業界ごとに“定番の色”があります。 もちろんそれに縛られる必要はないけれど、見る人が“安心して受け取れる色”として使われているのは事実。私はよく、「業界カラーをベースにして、そこに少し“自分らしさ”を足す」という方法で配色を決めて

伝え方で仕上がりが変わる!デザインを良くする「修正依頼」の出し方
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伝え方で仕上がりが変わる!デザインを良くする「修正依頼」の出し方

こんにちは!ダンダダンデザイン のダン睦です☺️ 今日は“デザインを良くする「修正依頼」の出し方” についてお話したいと思います。 「なんか違う…でもどう言えばいいか分からない」デザインを見て、そんなふうに感じたことはありませんか? 実は、“修正の伝え方”ひとつで、仕上がりの完成度は大きく変わります。今回は、デザイナーとクライアントのすれ違いを減らすために、「伝わりやすい修正依頼」の出し方をやさしくまとめました。 🗣️ まず大前提:「悪いことを言ってるわけじゃない」 「修正をお願いするのは悪い気がする…」ーーそう感じる方は意外と多いです。 でも本来、修正は“より良くするための共同作業”。私たちデザイナーも「もっと良くしたい」と思っているので、気づいたことは、遠慮なく伝えてもらえるのが一番ありがたいです。 ただし――伝え方には、ちょっとしたコツがあります。 🎯 コツ①:「感情」より「目的」で伝える NG:「なんか違う」OK:「もう少し明るい印象にしたい」「文字が少し読みにくいかも」 「なんか違う」だけだと、方向がつかみにくく修正が迷子になりがちです。でも、“どんな印象にしたいか”を添えるだけで、ぐっと伝わり方が変わります。 ポイントは、「感情」よりも「目的」ベース。たとえば、 「優しさを出したい」「信頼感を強めたい」「若い層にも伝わるようにしたい」 と伝えると、デザイナーはそれを踏まえて的確に調整できます。 📸 コツ②:言葉で伝えにくいときは“画像”で補う 「この雰囲気が好き」「この余白感がいい」そんなときは、参考画像を添えるのが最短ルート。   スクリーンショットやPinterestのピンでも十分です。「この色味」「この文字の抜け感」「この写真の明るさ」など、 具体的なビジュアルがあると、再現性が一気に上がります。 🕊️ コツ③:気になる点は“まとめて”伝える 3回に分けて「ここも」「あ、やっぱりこっちも」と送るより、1回で整理して伝える方が効率的でズレも減ります。 たとえば、こんな感じ👇1️⃣ 見出しの文字を少し太く 2️⃣ メイン写真を明るめに 3️⃣ ボタンの位置を中央寄せに この「3点方式」でまとめるだけで、修正のやり取りがぐっとスムーズになります。 💡 コツ④:「どう直すか」より「どう見せたいか」 「このボタンを青にして」ではなく、「もっと信頼感を出した

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