「このデザイン、なんか固い気がする…」
そんなとき、実は“フォント”が原因だったりします。
今日は、フォントがつくる印象のちがいについて、
会話形式でお届けします🗣️
👩💻
ねぇダンさん、デザインって「フォント選び」がそんなに大事なんですか?
正直、文字なんて読めればいい気がするんですけど…。
🧑🎨
あぁ、それ、よく言われるんだけどね。
実は“フォントのトーン”って、見た人の印象を大きく左右するんだ。
たとえば同じ「ありがとう」でも、手書き風のフォントだと温かく、
ゴシック体だとビジネスっぽく、明朝体なら上品で落ち着いた印象になる。
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へぇ〜!確かにフォントを変えるだけで、雰囲気が全然違いますね。
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そうそう。デザインって“言葉の服を選ぶ”ようなもの。
伝えたいメッセージの「性格」に合わせてフォントを選ぶのがポイントなんだ。
ここで、2つのバナーを紹介するね!
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お、実例きた!😳
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1つは「女性の働き方を考えよう」っていうバナー。
上品さを出したかったから、明朝体を使って余白もたっぷり。
静かに語りかけるような雰囲気にしたんだ。
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もう1つは「ご入学・ご進学おめでとうフェア」。
こっちは手描き風のフォントで、かわいらしいイラストを使用したデザイン。
見た瞬間、「おめでとう!」って子供に向けた、そんな温かさを出したかった。
👩💻
なるほど〜!
どっちも“言葉の性格”にフォントが合ってるんですね。
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そうそう。フォントは文字じゃなくて、“感情のトーン”を伝えるもの。
どんな気持ちで届けたいかを意識するだけで、デザインがぐっと伝わりやすくなるんだよ。
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なるほど…! でもフォントって種類が多すぎて、結局どう選べばいいかわからなくなっちゃいそう。
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迷ったときは「目的」と「相性」を軸に考えるといいよ。
1️⃣ 目的:何を伝えたいか(親しみ?信頼?高級感?)
2️⃣ 相性:他の要素(写真・色・余白)とのバランス
あと、1つのデザインでフォントは基本2種類までがベスト。
タイトル用と本文用、これだけで十分まとまる。
多くの人がやりがちな“フォント祭り”は、読みづらくて伝わりにくくなっちゃうから注意だね。
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たしかに…いろんなフォントを混ぜると、ちょっと落ち着かない感じしますもんね。
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そう。デザインの印象は“フォントの静けさ”で決まることもある。
派手さよりも、「読む人の呼吸に合う文字」を選ぶのが、本当に伝わるデザインなんだよ。
👩💻
フォントって奥が深いですね…!
これからは「文字の声」にも耳を傾けてみます。
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うん、それができたらもう立派な“伝えるデザイナー”だね。